お札の向き(お祝い・餞別・お年玉・香典など)

結婚式やお葬式などの冠婚葬祭の場面で、ご祝儀や香典にお金を入れるときに、お札の向きを気にする方がいらっしゃると思います。
このお金の入れ方のマナーというのは、
実はあって無いようなものなんです。
これが正しいというお札の入れ方はありませんし、地域によっても差があるようです。
何より、受け付けなどで、もしご祝儀袋を
表側にして、開けた場合、
裏側にして開けた場合などそれぞれのケースによって、中に入れたお金の向きも変わってしまいます。
ただ、一方でマナーなどにこだわる方にとっては、やはり一般的な作法として認識されているお金の入れ方をしていない場合などに、
ちょっと失礼な感じを受ける可能性もございますので、ここで、一般的なマナーと考えられているお札の入れ方を紹介します。
慶事(結婚式・お祝い・お見舞いなど)の場合は、御祝儀袋の中入り(封筒型や包み型があるかと思われます。)
の表書きをする方を自分の正面にして、新札を肖像側にしていれます。
このとき、肖像は下になるようにすることが多いと思われますが、上になるように入れる方もおられます。
弔事(法事・お葬式・お通夜など)の場合には、お札をお祝い事と反対にして入れる事・新札を使わず、もし新札が無ければ、折り目をつけて不祝儀袋に入れるというのが一般的に言われています。
ただ、お札の向きは、特にお祝い事と同じでも結構ですし、新札を使って、折り目もつけなくても、
決して作法に反しているといは言えません。
他に、餞別の場合もお祝い事と同じお札の向き、お年玉の場合は、ぽち袋などお金を折らなければいけないのですが、その場合は、三つ折り(お札の肖像側の左から、一折り、右から一折り)にし、そのまま、ぽち袋に入れ、
出して広げたときに肖像側が表になるようにすることが一般的と考えられています。

お札の入れ方と御霊前・御仏前

お札の入れ方について紹介しましたが、このように冠婚葬祭のマナーでも地域や各個人によって曖昧なものもあります。ただ、共通マナーとして知っておかなければいけないものもあるのも事実です。
例えば、熨斗袋(のし袋)の、のし(右上にある長細い模様)がついた熨斗袋は、お見舞いには使ってはいけない、ご祝儀や香典は、裸でもってはいかず、袱紗(ふくさ)などに包んで持っていく事などいろいろございます。
他に、不祝儀袋の間違いやすいマナーとして、御霊前と御仏前の違いがあります。御仏前は、お葬式の後に使うもので、ご霊前はお葬式まで使うものです。

お札の向きとお祝い

御親戚の方などから、結婚祝いや出産祝いなどのお祝いをいただいたときに、お札の向きが逆で気分を害する方なども、ひょっとしたらいるかもしれませんが、
何よりも大切なことは、相手方の祝福する気持ち、そして相手に感謝する気持ちです。